子宮筋腫の検査方法とは?
子宮筋腫であるか検査をする方法は大きく分けて6つあります。
それらを説明いたします。
1、外診
下腹部に硬い弾力のあるこぶがあるかどうかを確認します。
2、内診
指を膣内に入れ、もう片方の手をお腹の上に置いて内と外を挟むようにして、子宮の大きさや形、筋腫の有無を調べます。筋腫がある場合は、その位置や大きさ、周囲との癒着についても調べます。
3、超音波検査
細い筒状の器具(プローブ:探査子)を膣内に入れる経膣法(けいちつほう)と、筋腫が大きい場合などにはプローブをお腹の上にあてて調べる経腹法(けいふくほう)により、筋腫と内膜の位置関係などを調べます。
4、MRI
子宮肉腫の鑑別や筋腫の位置や数などを正確に診断でき、手術前にすべての患者様で行って治療方針を立てるようにしています。
筋腫の状態が画像により詳しく分かります。
5、血液検査
ホルモンの状態(閉経が近いかどうか)や貧血の有無などのチェックを行ないます。
また、「腫瘍マーカー」や「血清LDH (分画)」の値などから、がんの可能性がないか、あるいは子宮内膜症、子宮腺筋症との合併症を調べます。
6、子宮鏡検査
細い内視鏡を子宮口から入れて(痛みはほとんどありません)、子宮腔の変形、ポリープや癌などの病変の有無を調べます。
図 それぞれの検査の絵
■子宮筋腫に関係する話